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艇の紹介：この取材艇は、１９７９年（昭和５４年）進水艇の関西化学造船所製　実長１２．５５M　動力漁船となります。 昨年まで、現役で活躍されておられましたが、オーナー様の体調と共に動かす事が出来なくなったそうです。 取材艇の外観：海上係留された艇は、経年使用による使用感は隠せません。 　 エンジン：いすづ自動車　UM6HEITCY　３６０馬力/２８１０ｒｐｍ（船内機）x１基を搭載されておられます。 このエンジンで、３機目のエンジンだそうです。 使用時間は、８３３５時間をアワーメーターが指してました。 エンジンの始動もセル１発での始動を確認しております。エンジンの音も異音等も無く良好そうでした。漁師さんなら１回転や２回転位は使用されるようです。 オイル交換や他のフィルター類等も小まめに交換されておられたそうです。 船内の程度：バウデッキ周りは前から５M程の長さが有り作業性は良さそうです。 デッキ下部の収納スペースは３ケ所程有りますが奥行きが意外と深いため、 沢山の収納が可能です。 蓋類は割れ等は無い状態ですが、経年使用による擦れや汚れは感じます。 船内をペンで塗ればすごく見違えるようにはなります。それは、艇全体にも言えますがペンを行えば新品の状態に近い状態になります。 アフトデッキに向かって両舷の通路の移動も幅が比較的広く（６００ｍｍ）程ある為スムーズに動けそうです。 アフトデッキは、バウデッキ同様に床下収納が可能です。 １ヶ所は氷間が１ヶ所ありました。 最後尾には２ケ所巻き取り機が備えておられます。キャビン横にはアウトリガーが配備されておられます。舵もリモコンで操舵出来るそうです。 運転席周りは、段（収納スペース）を上がり左舷操舵席へアプローチし前方のアクリル板を介し状況などを判断されるようにされてるようです。 キャビン上は天井オーニングが配されておられますのでアクリル板同様雨風が過せるように快適な状況を作り出されています。 前方室にはスライドドアからアプローチして入り左舷側にキャプテンシートが配されています。 使用による破れ等も見受けられました。 シート後部には、GPSや魚探等が配されておられますが、電源を抜いている計器もあるそうです。 前部には計器や方向探知機やデジタル水温計も配されています。 その下部には、エンジンルームへアクセスできるカバーを外してエンジンルーム内へ入ります。 中は意外と空間が取られておりトラブル時など重宝しそうです。