YAMAHA PC-31 (PACIFIC CRUISER 31) 中古艇情報

今回ご紹介の艇は1993年進水のYAMAHA PC-31。浪切の良い頑丈なハルとワイドなボディーが魅力のフライングブリッジ艇です。定員は12人、ヤマハを代表するサロンクルーザーらしくキャビン内も充実した装備でゆとりたっぷりです。高知県須崎市のマリーナの陸上保管艇です。船齢28年ですので使用に伴う傷や痛みはそれなりにありますが、マリーナでの陸上保管艇ということもあり、基本的なメンテナンスが施されています。 ハルやガンネル部分にも大きな損傷や補修歴は見受けられませんでした。取材時は係留状態でしたので、船底やドライブの状態は目視できていませんが、オーナー様によると問題ない状態とのことです。現状は、いくつか大型のマーキングが施されていますが、シートを剥がしてバフがけをすれば艶が戻ると思われます。バウ先端に取り付けられているアンカーローラーは不動です。現在は、漁船および遊漁船の登録をしており、デッキ上に設置されているラックやロッドホルダーなどの釣り装備、キャビン内の釣り竿などは私物のため売却に含まれません。 フライングブリッジは定員3名。ブルーのソフトトップは最近作り変えたようできれいな状態です。marolの操舵リモコンと、YAMAHAのGPSが装備されていますが、GPSはコントローラーが不調のため位置確認のみに使っているとのこと。計器類は全体的に良い状態でしたがコンパスのみ透明カバーの劣化が進んでいます。また計器パネル板は日焼けによる劣化が進んでいますので補修が必要です。前周のアクリルキャノピーには日焼けによる細かいクラックがあります。また操舵席と後部席にも汚れやホツレがありますので補修が必要と思われます。 エンジンは230PSのSX420KSHの2機掛け。アワメーターを確認したところ約1,750hと年式の割には少なめです。エンジンルーム内はビルジ跡やオイル漏れなどもなく良い状態を保っていました。 キャビン内の操舵席周辺には2台のGPS魚探が装備されています。LOWRANCEは主に魚探としてHONDEXはGPSで釣りポイントをマークするために使われており、HONDEXは次の船に移設のために取り外します。またFURUNOのレーダーも装備されていますが、こちらは古い機種のため法改正に適合しませんのでオマケ程度に考えてください。 現在のオーナー様は4年ほど前に現在のマリーナで入手され、今回新しい船に乗り換えるために売却したいとのことです。ハルの磨きや補修など多少の手入れは必要ですが、クルージングに釣りにマリーナステイにとマルチにマリンライフを満喫できる一艇だと思います。 ご検討の際には、試乗いただき細部までご確認ください。試乗の際は揚降料と燃料代をご負担いただきますのでご了承ください。